- 「最終学歴: 高卒」でも希望の仕事へ転職する方法
- 高卒が高収入を狙いやすい職種・求人
- 高卒からでも転職を有利にするための資格
高卒で転職を考えている人は…
「高卒でも転職って出来るのかな…」
「高卒だとブラック企業しか紹介されない」
そんな風に悩んでいませんか?
実は,高卒からでも大手ホワイト企業への転職や,大幅な年収アップも可能です!
ただし,中途半端な状態で転職活動を初めてしまうと次のようになる危険があります…
「学歴がないまま勢いだけで転職した結果,職場の人と気が合わず何回も転職を繰り返す…」
「最後までスキルを付けられずに,年齢だけ重ねてしまう…」
しかし,高卒で転職する際のコツをしっかり把握しておけば,正社員未経験・高卒でも逆転することができます!
この記事では,高卒で就職した人が転職を考えた時.果たして自分の就きたい仕事に就くことができるのかどうかを,色々なデータを元にご紹介します.
目次(見たい場所へジャンプ)
高卒からの転職は難しい?高卒転職について徹底解説
高卒で就職した方の転職は、一般的には難しいとされています。
しかし,高校卒業と同時に就職する際は,民間や行政を介してあっせんサービスを利用できるのに加え,学校が地域の会社から求人枠をもらって紹介してくれることもあります.
そのため,最初の高校を卒業したての就職はうまくいくケースが多く,文部科学省が発表した「平成31年3月高等学校卒業者の就職状況」によれば,高卒で就職希望した人の98%は就職できているそうです.
しかし、これが転職となると途端に難しくなります。
卒業時に利用できていた学校あっ旋に頼ることができないうえ、多くの企業が高卒よりも大卒を優先して採用しようとするためです。
採用担当者からも「高卒者はすぐに辞めそう…」と思われる可能性が
高卒者の転職が難しくなるのは,高校生の頃のように『学校の助けを得られないから』だけではありません.
”最終学歴が高卒”といった理由だけで,採用担当者に「うちに転職してきても,どうせまた直ぐに辞めるだろう…」と思われてしまう可能性もあるのです.
中には真面目に働いている人もいるのに…
しかし,実際に”高卒者の3年以内の離職率は大卒者よりも高い”というデータもあるのです.
2015年3月に高校・大学等を卒業して就職した新卒者の離職状況を発表した。それによると、高卒者の39.3%、大卒者の31.8%が卒業後3年以内に離職していることがわかった。
「高卒者」というレッテルを貼られているだけだといえないのも事実で、厚生労働省の調査によると、高卒で3年以内に離職した人は39%弱の割合だそうです。
周囲が大学や短大、専門学校生として学生生活を謳歌しているときに自分だけ働くため、高卒が離職しやすいのは仕方がないことかもしれません。
しかし、厳しいことをいうようですが、その事実も影響して、高卒はすぐ辞めてしまう可能性が高いと各企業に思われてしまっているのです。
実際にTwitterなどを見ても…
弊社社長、高卒はすぐ辞める現場もこれからは大卒しかとらないと言い出す とうとう狂ったか
— 鹿ちいちく (@tiitiku) November 7, 2017
高卒の子やる気なさそうな感じ( ̄∀ ̄)
すぐ辞めるなぁーあれは!— 広島☆まなみ☆ (@pl620611MANA) March 26, 2012
高卒では応募条件を満たせないことも…
仮にそのようなイメージを持っていなくても,求人条件に「大卒」や「専門学校卒業以上」の学歴を条件にしているとことは多く,”高卒向けの求人数そのもの”が少なくなってきています.
特に若者が憧れるような大手の会社ほど,”アルバイトですら”「大卒以上」を求めるケースも…
大学でも出身大学のレベルでふるいにかけられる可能性も…
大学生に新卒採用でも,出身大学のレベルによっては説明会にすら参加する資格がない会社もあるほど,学歴に厳しい会社が少なくありません.
そんな状況で高卒が転職を考えるとなると,学歴の差で必然的に求人の選択肢は狭くなり.採用されることすら難しくなります…
学歴不問の会社はどんな会社?
学歴不問の企業に興味が湧くかもしれませんが,「求める条件を少なくしている会社=多くの求職者が殺到する」というものです.
応募者が多ければ,どちらにせよ経験・スキルの差によって落とされてしまうのが現実です.
医師、薬剤師、教師などの職業は大学に進学し資格を取らなければいけません。
高卒と大卒では、履歴書に記載する最終学歴が違います。近年、学歴は関係ないという風潮も出てきてはいますが、今でも企業によっては大卒であることを前提とした求人は多くあるのも事実です。
一般的に高卒と大卒では、就職先が変わってくるケースが平均的です。
高卒は専門的・高度な仕事に就くのは難易度が高く、そもそも求人が少ないのも原因に高卒が就きやすいものは次のような職業が挙げられます。
- 工場・建設業
- ライン工
- 事務職
- 営業
- 販売・接客
- 運送業
大卒になると、そのスキルによって難易度の高い・専門的な職業に就ける可能性が出てきます。以下のような職業なども選択肢として出てきますね。
- 設計・開発職
- 研究職
- ITエンジニア
- 教員
- 公務員
あくまで一般的な話で、全員に当てはまるものではありません。
高卒と大卒では初めの選択肢の幅が違うだけでハイキャリア(いい経歴)を築けるかどうかは別問題です。
平成28年3月のデータでは、高卒の就職率は97.7%。そして大卒者の就職率は97.3%のため「高卒者の方がやや上回っている」という結果が出ています。
学歴 | 就職率 |
高卒者 | 97.7% |
大卒者 | 97.3% |
大卒の就職難時期が続き、高卒の方が就職率は高いとされていましたが、近年大きな違いは見られなくなっており、就職状況だけでメリット・デメリットは特になさそうなのが現状です。
応募できない求人も稀に存在するが、高卒と大卒では近年あまり就職率は変わらない。
まず,高卒から転職する際に知っておいてほしいポイントは
まだまだ転職市場では「学歴」が評価される風潮が強いという点です.
転職に苦労した高卒の末路
学歴の狭き門を超えられずに,転職に苦労した結果 諦めてフリーターになってしまったり,改めて専門学校や夜間学校に通い直しやりする高卒者も居ます.
若いうちはフリーターでも,シフトを増やして長時間労働をして収入を確保しますが,貯金をするとなると現実的ではないでしょう.年齢が上がれば上がるほど,やり直しがきかなくなっていくのです.
高卒が誰の手も借りずに転職活動をすることは,難易度が非常に高いことをしっかりと頭に留めておくべきです.
実際に高卒の方のTwitterをのぞいてみると…
高卒で働いてるけど、大卒じゃねえとマジで転職出来ねえ。
今の会社よりいい待遇の企業の募集要項見るとどこも大卒、院卒以上が最低条件だし高卒で就職したらそこの会社に骨を埋めるルートで自動的に固定される感じ。
最早よほど良いコネで良待遇の会社に引っ張ってもらうか宝くじ当てるかしかない
— はや@12/1日光12/14筑波 (@haya_fav_Limits) November 13, 2019
難しい部分もありますが…最終学歴が高卒でも積極的に採用をしている企業もあるので、全く諦める必要はありません!
そしてだからこそ、高卒の人こそ転職エージェントを利用するべきなんです!
高卒が転職エージェントを利用するべき理由として…
エージェントが企業人事の不安を解消するために動いてくれるからです。
たとえば、人事があなたに関して持っている不安を少し挙げてみると…
- 入社後に3ヶ月以内など短期ですぐに辞めてしまわないか?
- 前職の退職理由はなだったのか?
- 入社後は社内で人間関係を築けるか
- 即戦力になるか?もしくはポテンシャルはあるのか?
- 覚悟はあるのか?
- ストレス耐性はあるのか?
もちろん,面接ですべてをアピールするのは難しいので,転職エージェントを利用すれば不安を解決してくれます!
だから高卒の転職こそ、転職のプロであるエージェントに頼むべきなんです。
- 就職相談にのってくれる
- あなたに合ったお仕事を紹介してくれる
- 履歴書の添削や面接対策を指導してくれる
- 面接日程を調整してくれる
- 内定獲得後も給与交渉などをしてくれる
自分一人で就職活動を行うとすれば、履歴書や面接対策などに1から取り組む必要があります…
転職エージェントを利用することで、あなたにあった仕事が見つかりやすくなります!
1.『DODA(転職サイト)』
求人の数が充実していて独占求人も多く、「はじめて転職エージェントを使う人」や「(転職は考えていないが)情報収集のために使いたい人」など希望の求人を見つけたい人全員におすすめの転職サイトです。
公式HP: https://doda.jp/
2.『マイナビエージェント(転職エージェント)』
マイナビの新卒領域での強みを活かしていることもあり、サポートが手厚く20代〜30代前半に一番おすすめの転職エージェントです.
公式HP: https://mynavi-agent.jp/
高卒で転職した際の給料について
給料や待遇の改善を求めての転職を考えている高卒の人も多いでしょう.実際に最終学歴: 高卒で転職した場合,収入アップなどは見込めるのでしょうか.
大卒と比較した際の高卒の給料についてまとめてみました.「自分の給料を上げたい!」と考えている人は,ぜひ参考にしてみてください.
生涯賃金について
高卒の方が働いている年数は長いものの、大卒で就職する人とは初任給などに違いがあり、生涯年収は大卒者の方が平均的には高いとされています。
実際に、独立行政法人労働政策研究・研修機構の『ユースフル労働統計2018』によると、学校卒業後にフルタイム正社員雇用で60歳まで働き続けた場合、高卒と大卒では、男性で9000万円・女性で7000万円もの生涯賃金の差があると発表されています。
高卒と大卒では生涯年収が大きく違う。2つの差は8,000万円にもなる。
転職すると高卒でも給料は上がるの?
ただ転職しただけでは,大きく収入をアップさせることは不可能です.それに加えて高卒の転職では、そもそも求人数が少ない点も忘れてはなりません。
高卒の転職で給料を上げる方法
高卒の学歴で給料を上げるには、学歴以外に評価されるポイントを作って転職する必要があります。
業種によってはスキルや資格の有無で手当てがつくため、現在の仕事でスキルや資格を身につけておくと転職でも有利です。
高卒が大卒に勝っている点として、大卒よりも早い段階で社会人経験や業務経験を積めることがあげられます。大卒の就活生に真似できない経験を武器に転職しましょう。
社会人経験が多いというアドバンテージは若いうちしか発揮できない
注意すべき点は若いうちに目的や将来像を決め、早めに転職を済ませておくこと。年齢が上がれば、同年代の大卒も経験を重ねてくるため、高卒がアピールできる経験の多さが通用しなくなってきます。
高卒が高収入を狙いやすい職種・求人
まず,高卒でも働きやすいと言われている職種は以下の5つになります.
- 営業職
- エンジニア職
- 販売職
- 事務職
- 介護・福祉職
営業職です!手に職をつけたいならエンジニア職がオススメです.
営業職は学歴に関係なく,”結果のみ”で評価されるので…
年収500万円以上も可能だったり,高卒でも積極的に採用している会社が多いです.
もし,営業職に絞って転職活動をしたい人は,営業職への就職実績が豊富な『ハタラクティブ』と『就職Shop』を利用して転職するのがおすすめです!
また,実はあまり知られていないのですが,未経験からでもエンジニアに挑戦することができます.
エンジニアって賢い人だけがなるものだと思っていました.
高卒からでも挑戦できるのは,転職エージェントならではですね.
しかも,エンジニアになると働きながらスキルを磨くことが可能なので,手に職をつけることができ,将来的にも安定します.その場合はWeb・IT業界に強い『ワークポート』を使うのがおすすめです!
高卒からでも転職を有利にするための資格
転職をより良くするために,就職に有利な資格ってありますか?
介護福祉士・看護師・保育士などの”専門職”を目指すなら資格を取るべきですが,一般的な会社に就職したい場合は圧倒的に経験・職歴の方が大事です.
- 現在行なっている業務のスキルをあげる
- 資格を取得する
という選択肢があるのですが、どちらもあまりオススメしていません。
というのも,資格だけなら持っている人は沢山いるからあまり意味がありません.転職する際には「資格を持っているか」ではなく,『何ができるか』で評価されます.
それが前提にあった上ではじめて,資格を持っていると評価が少しプラスになるかなといった認識で問題ありません.
一般的に就職する際に,取得していればプラスになるものとしては「日商簿記」や「秘書検定」,「エクセル・ワード等のMOS」などもありですね.
『自分はどんな価値が提供できるのか』から始めることをおすすめします!
高卒で転職する際に必要な準備とは?
高卒からの転職を成功させるためには,事前準備が肝心です.先に紹介した資格を得るなどの対策を含めた,今の仕事を退職するまでの行動はもちろん・転職先に提出する書類等も重要になってきます.
準備①|履歴書の書き方
履歴書を書く上で注意すべき点をまとめてみました、画像をタップすることで拡大表示が出来ます。
内容的には「応募企業や応募職種に有利なもの」を優先的に書くことをオススメします。
さらに読み手を本気にさせる履歴書を書く際のポイントをまとめました!
- 好印象に感じる写真を貼る
- 手書きで提出する場合は、読みやすい字を心がける
- 空欄をなるべく残さない
- 誤字・脱字は必ず見直す
- 履歴書の使い回しはしない
- 間違えた場合は最初から書き直す
最近はPCのエクセルやワードを使用した書類作成でも問題ありません!
こちらの記事で履歴書の書き方ポイントについて詳しく説明しているのでご覧ください!
準備②|退職する時期を調節する
若いからといって,すぐに退職できるとは限らないのが現代です.人手不足が叫ばれる各業界では,単純な労働力ではなく 即戦力となる人材が求められています.
中には即日勤務を求められたり,思うような時期に転職できなかったりなどイレギュラーな問題に悩むこともあるかもしれません.ざっと転職エージェントが代行してくれることは以下の通りです.
- 転職相談
- 求人紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接の日程調節
- 就職時の給与交渉
- 会社に在籍していて、時間があまりない人
- 日程調節や年収の条件交渉などが苦手な人
- 経験やスキルを自分で伝えるのが苦手な人
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外は企業と直接やり取りすることはありません。
逆に、個人一人だけで転職活動を進める場合は全て自分自身でこなさなければいけないので、転職する際は出来るだけ利用するのがオススメです。
自分に合ったオススメの転職エージェントを知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
まとめ|高卒からの転職はプロをうまく活用して成功させよう
今回の記事では,高卒の転職についてまとめました.
まだまだ,「学歴が高卒だから…」といって評価してくれない会社もあるかもしれませんが,高卒の転職事情は少しづつ変わりつつあります.
実際にTwitterなどでもこんな声が…
34歳、事務OLの転職活動の状況
【応募数】‥35社
【書類通過】‥5社
【一次面接通過】‥3社
【最終通過】‥3社
【内定ゲット】‥2社無事に内定頂き、就職決まりました。
前から興味のあった業務が出来る会社へ。高卒、事務OL、34歳でも転職できます!
— ジュンコ@ゆるいミニマリストOL (@junjun000358) October 13, 2019
案外人生なんとかなりますよね(^^;
自分は高卒ですが、就職活動は2社で年内に決着つきましたし、転職も縁故で2回しました。
結局は普段の行いと積み重ねかと。
— 岸 和馬@ガルパンお巡りさん (@hatsushiba_mk2) September 2, 2018
だからこそ,このタイミングで転職エージェントをうまく利用していきましょう!
最後に,オススメの転職エージェントをおさらいしておきましょう.
しかし,どれも良さそうで迷ってしまいますね…
1.『DODA(転職サイト)』
求人の数が充実していて独占求人も多く、「はじめて転職エージェントを使う人」や「(転職は考えていないが)情報収集のために使いたい人」など希望の求人を見つけたい人全員におすすめの転職サイトです。
公式HP: https://doda.jp/
2.『マイナビエージェント(転職エージェント)』
マイナビの新卒領域での強みを活かしていることもあり、サポートが手厚く20代〜30代前半に一番おすすめの転職エージェントです.
公式HP: https://mynavi-agent.jp/